金融機関コードと支店コードの基礎知識
金融機関で口座を開設したり、振込や口座振替を行ったりするときに必要になるのが、金融機関コードと支店コードです。
これらのコードは、金融機関や支店を一意に識別するための番号で、銀行コードや店番とも呼ばれます。
金融機関コード
「金融機関コード」とは、全国銀行協会内の金融機関共同コード管理委員会が制定する全国の金融機関に割り当てられている4桁の番号です。
金融機関のシステムで金融機関名や支店名の認識を行うために使われ、振込依頼や口座振替依頼などにおいて、取引をする金融機関を指定する役割を果たします。
割り振られている番号は、金融機関の業態ごとに番号帯が振り分けられています。
たとえば、都市銀行は0001〜0017、地方銀行は0116〜0190、信用金庫は1001〜1996といった具合です。
金融機関コードは、金融機関番号、銀行コード、銀行番号、全銀協コード、統一金融機関コード>とも呼ばれます。
(正式名称は「統一金融機関コード」です。)
支店コード
「支店コード」とは、金融機関の本店や支店に割り当てられている3桁の番号です。
支店コードは、各金融機関が独自に決めており、一定のルールはありません。
支店コードも、金融機関コードと同様に金融機関のシステムで支店の認識を行うために使われます。
また、振込依頼や口座振替依頼などにおいて、取引をする支店を指定する役割を果たします。
金融機関コードと合わせて7桁の番号として表記されることもあります。
例:0009-258(三井住友銀行 青山支店)
支店コードは、支店番号、店舗コード、店番、店番号とも呼ばれます。
その他、国際的な金融機関関係のコード
金融機関コードと支店コードのほかにも、金融機関で使用されるコードがいくつかあります。ここでは、代表的なものを紹介します。
SWIFT
SWIFTとは、「Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication」の略で、
国際的な金融取引と金融機関間のメッセージングに使用されるネットワークのことです。
日本名では「国際銀行間金融通信協会」または「国際銀行間通信協会」と呼ばれます。
本部はベルギーにあり、1973年に設立されました。
呼び方は「スイフト」または「スウィフト」呼びます。
SWIFTコード/BICコード
SWIFTコード・BICコード共、SWIFTが定めた、国際送金における金融機関の識別コードです。
8桁または11桁の英数字で構成されており、金融機関の国、地域、支店などを表します。
BICコードは、銀行識別コード(Bank Identifier Code)の略で、SWIFTコードと同じものを指します。
SWIFTコード一覧IBANコード
IBANとは、国際銀行口座番号(International Bank Account Number)の略で、欧州を中心に採用されている、国際送金における口座番号の規格のことです。
国ごとに長さや形式が異なりますが、最大34桁の英数字で構成されており、国コード、チェックデジット、金融機関コード、口座番号などを表します 。