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メガバンクはどの銀行の金融機関コードを引き継いだのか

金融機関コードは、合併しても新しい番号が作られるとは限りません。
都市銀行の再編はその典型で、3つのメガバンクとりそな銀行は、 いずれも前身のどれか1つが使っていたコードをそのまま使い続けています
どの銀行のコードが生き残り、どのコードが使われなくなったのかを整理しました。

都市銀行の金融機関コードは0001〜0032に置かれている

金融機関コードは4桁で、先頭から業態ごとに番号帯が分かれています。
都市銀行に割り当てられているのは0001〜0032の範囲です。
この帯で使われたことが確認できるコードは17件で、 現在も使われているのは5件だけです。
残る12件は、その銀行が消滅したあと使われないままになっています。

コード 金融機関
0001 みずほ銀行
旧みずほ銀行 ← 第一勧業銀行 ← 第一銀行
0002 現在は使われていない
さくら銀行 ← 太陽神戸三井銀行 ← 三井銀行
0003 現在は使われていない
富士銀行
0005 三菱UFJ銀行
三菱東京UFJ銀行 ← 東京三菱銀行 ← 三菱銀行
0006 現在は使われていない
あさひ銀行 ← 協和埼玉銀行 ← 協和銀行
0007 現在は使われていない
日本勧業銀行
0008 現在は使われていない
UFJ銀行 ← 三和銀行
0009 三井住友銀行
住友銀行
0010 りそな銀行
大和銀行
0011 現在は使われていない
東海銀行
0012 現在は使われていない
北海道拓殖銀行
0014 現在は使われていない
太陽神戸銀行 ← 神戸銀行
0015 現在は使われていない
東京銀行
0016 現在は使われていない
みずほコーポレート銀行
0017 埼玉りそな銀行
前身のコードを引き継いでいない
0021 現在は使われていない
太陽銀行
0032 現在は使われていない
埼玉銀行(都市銀行へ転換したあと)

「←」は、そのコードを使ってきた金融機関を新しい順に並べたもの。
0004・0013・0018〜0020・0022〜0031は、過去にどの金融機関が使っていたかを確認できていない。
番号帯には新しく発足する金融機関のために空けてある番号も含まれるため、 空き番がすべて「消えた銀行の跡」というわけではない。

都市銀行に割り当てられた0001〜0032の状態。
濃い色が現在も使われている5件、灰色が使われなくなった12件、 白の点線が過去にどの金融機関が使っていたかを確認できていない15件。

3メガバンクとりそな銀行は、前身のどれか1つのコードを引き継いだ

4行はいずれも複数の都市銀行が合流してできましたが、 そのうち1行が使っていた既存のコードをそのまま使い続けています
合流した相手のコードは、その時点で使われなくなりました。

みずほ銀行は第一勧業銀行の0001を引き継いだ

2002年4月1日、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の3行が事業を組み替え、 個人向けを担うみずほ銀行と、法人向けを担うみずほコーポレート銀行に再編されました。
みずほ銀行が使っているのは第一勧業銀行の0001です。
富士銀行の0003と、日本興業銀行が長期信用銀行として持っていた0396は、いずれも使われなくなりました。

三菱UFJ銀行は三菱銀行の0005を引き継いだ

1996年4月1日、三菱銀行が東京銀行を吸収合併して東京三菱銀行となりました。
法人として存続したのは三菱銀行なので、コードは三菱銀行の0005が残り、東京銀行の0015は使われなくなりました。
2006年1月1日には東京三菱銀行がUFJ銀行を合併して三菱東京UFJ銀行となり、UFJ銀行の0008も消えています。
2018年4月1日に三菱UFJ銀行へ商号変更しましたが、商号変更ではコードは変わらないため、0005が現在まで続いています。

三井住友銀行は住友銀行の0009を引き継いだ

2001年4月1日、住友銀行がさくら銀行を吸収合併して三井住友銀行が発足しました。
存続したのは住友銀行なので、コードは住友銀行の0009です。
さくら銀行の0002は使われなくなりました。
この0002は、1990年に三井銀行と太陽神戸銀行が合併して太陽神戸三井銀行となり、 1992年にさくら銀行へ商号変更したときも引き継がれてきた、三井銀行の番号です。

りそな銀行は大和銀行の0010を引き継いだ

2003年3月1日、大和銀行があさひ銀行を合併してりそな銀行となりました。
存続したのは大和銀行なので、コードは0010です。
あさひ銀行の0006は使われなくなりました。

みずほは2回とも、法人格とコードで引き継いだ側が違った

三菱・三井住友・りそなでは、法人として存続した銀行のコードがそのまま残りました。
みずほだけは2回とも、そうなっていません。

2002年4月1日に発足したみずほコーポレート銀行は、 法人としては富士銀行が存続したものですが、 使われたのは富士銀行の0003ではなく0016でした。
2013年7月1日には、そのみずほコーポレート銀行が旧みずほ銀行を吸収合併して現在のみずほ銀行になりましたが、 法人として存続したのはみずほコーポレート銀行のほうで、 コードは消滅した旧みずほ銀行の0001が引き継がれています
このときコーポレート銀行の0016が使われなくなりました。

つまりコードは、法人格ではなく利用者から見た銀行名のほうに付いていったことになります。
振込に使う番号としては「みずほ銀行=0001」が変わらないほうが影響が小さく、 結果として利用者側の手続きは発生しませんでした。

2013年の合併について、みずほフィナンシャルグループの発表は 「みずほコーポレート銀行を吸収合併存続会社、みずほ銀行を吸収合併消滅会社とする吸収合併」と記載している。

埼玉りそな銀行だけは、前身のどのコードでもない

都市銀行の再編で唯一、既存のコードを引き継がなかったのが埼玉りそな銀行です。
2002年8月27日に設立され、2003年3月1日にあさひ銀行の埼玉県内の営業を会社分割で承継し、 3月3日に営業を開始しました。

使われているコードは0017で、 分割元であるあさひ銀行の0006でも、源流である旧埼玉銀行の0032でもありません。
合併では既存のコードが引き継がれた一方で、 会社分割で新しく銀行ができたときには別の番号が使われたことになります。
統一金融機関コードの付番規則は公表されていないため、0017が選ばれた理由は確認できません。

埼玉銀行は、業態が変わったときにコードも変わった

コードが変わるのは合併のときだけではありません。
埼玉銀行は1969年4月に地方銀行から都市銀行へ転換しており、 このとき金融機関コードが0132から0032へ変わっています
番号帯が業態ごとに分かれているため、業態が変われば番号帯も変わります。

その埼玉銀行は1991年4月1日に協和銀行へ合併されて解散し、 協和銀行が協和埼玉銀行へ商号変更しました。
1992年9月21日にはあさひ銀行へ商号変更しています。
この過程で残ったのは協和銀行の0006で、埼玉銀行の0032は使われなくなりました。

消えたコードは再利用されていない

当サイトの金融機関データベースで0001〜0032を検索すると、 該当するのは現在も使われている5件だけです。
消滅した銀行のコードが別の金融機関へ割り当て直された例は確認できていません。
使い回された例が確認できない以上、都市銀行の帯は再編が進むほど空きが増えていくことになります。

廃止済みコードと金融機関の対応は「統一金融機関コードの一覧」によります。
全国銀行協会は付番規則そのものを公表しておらず、廃止済みコードを通しで載せた公的な資料は確認できていません。
現在も使われているコードについては、当サイトの金融機関データベースで確認しています。

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